ソウシリーズを見始めたら、誰がどこで死んだのかやどの罠がどの作品だったのか分からなくなってしまった経験はありませんか?ソウの時系列をやさしく整理しつつ、初見でも大きなネタバレを避けながら自分に合った見る順番を決めて、シリーズを最後まで楽しく走り切れるようになることを目指します。
- 公開順と時系列順の違いを一目で把握
- ソウXやジグソウの位置づけを理解
- 初見と2周目それぞれのおすすめ順
ソウの時系列をざっくり理解する基本と作品一覧
ソウの時系列をいきなり細かく追いかけようとすると、「そもそも何作あってどれが本編なのか」が分からなくなりがちです。まずはシリーズ全10作の全体像と、本編とスピンオフの関係を押さえたうえで、時間軸の話に入っていきましょう。
ソウシリーズ本編7作の公開順
最初に、ソウの時系列の土台となる本編7作を公開順に並べてみます。ここを軸にしておくと、あとからスピンオフやソウXをどこに差し込むか考えるときも迷いにくくなります。
| 公開順 | 邦題 | 原題 | 公開年 | 位置づけ |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ソウ | Saw | 2004 | シリーズの原点 |
| 2 | ソウ2 | Saw II | 2005 | 集団ゲームへ拡大 |
| 3 | ソウ3 | Saw III | 2006 | ジグソウの最期 |
| 4 | ソウ4 | Saw IV | 2007 | 同時進行の裏側 |
| 5 | ソウ5 | Saw V | 2008 | 後継者の台頭 |
| 6 | ソウ6 | Saw VI | 2009 | 保険会社への試練 |
| 7 | ソウ ザ・ファイナル 3D | Saw 3D | 2010 | 本編の一区切り |
この7本に、ジグソウ:ソウ・レガシー、スパイラル:ソウ オールリセット、ソウXという3本を加えた合計10作が映画版ソウシリーズの全体像です。ソウの時系列を理解するときは「本編7作の流れ」と「後から作られた3作がどこにはまるか」を分けて考えると整理しやすくなります。
スピンオフ3作とソウの時系列上の立ち位置
8作目のジグソウ:ソウ・レガシーは、ジョンがまだ健在だった初期のゲームと、ソウ ザ・ファイナルから年月が過ぎた後の捜査パートが交互に描かれる構成で、ソウの時系列の「一番昔」と「かなり後年」が同じ作品の中に同居しています。9作目のスパイラル:ソウ オールリセットは模倣犯の事件として本編から少し距離を取り、10作目のソウXはソウとソウ2の間の出来事を描く前日譚として、時間軸の空白を埋める役割を担っています。
ソウの時系列と公開順がズレる代表例
ソウの時系列がややこしく感じられる理由は、物語が公開順どおりに未来へ進むのではなく、後の作品で過去の出来事を追加していく形式だからです。ソウXがソウとソウ2の間を補完し、ジグソウ:ソウ・レガシーがジョンの最初期のゲームを描き、さらにソウ3とソウ4がほぼ同じ時間帯の事件を別視点で見せることで、観客は後から「実はあのとき裏でこう動いていた」と知ることになります。
ソウの時系列を追うときのスタンス
あまりに細かくソウの時系列を詰めようとすると、「この回想は何年の何月なのか」といった部分で行き詰まりやすくなります。制作側も完全な年表ではなくドラマとしての面白さを優先していると考え、作品単位での前後関係を押さえるくらいの感覚でいたほうが、シリーズ全体を気楽に楽しめるでしょう。
この記事で採用するソウの時系列の考え方
本記事では、ジョンの人生の流れを重視し、ジグソウ:ソウ・レガシーの過去パートをスタート地点、その後にソウ、ソウX、ソウ2…と続く順番を基本としたソウの時系列で整理していきます。ジグソウの現在パートやスパイラルの細かい年数は解釈の幅があるため、「だいたいこの辺り」という緩やかなイメージで位置づける前提だと理解しておいてください。
こうした前提を共有しておくことで、以降の章で紹介する公開順プランや時系列順プランの違いも理解しやすくなります。まずはソウの時系列のおおまかな地図を頭に描きながら、自分に合った楽しみ方を探すつもりで読み進めてみましょう。
ソウの時系列を意識した公開順の見る順番ガイド
ソウの時系列を理解したいと思っても、初めてシリーズに挑戦する段階で順番を入れ替えると、仕掛けられた驚きが弱くなってしまわないか心配になるかもしれません。ここでは制作側が想定した公開順を土台に、ネタバレの快感を保ったままソウシリーズを追うための基本的な見る順番を整理します。
初見は公開順で10作を一周するのが基本
最初にソウシリーズへ入るなら、ソウからソウ6、ソウ ザ・ファイナル、ジグソウ:ソウ・レガシー、スパイラル:ソウ オールリセット、ソウXという公開順で10作すべてを一周するのが王道です。ソウの時系列はひとまず気にしすぎず、伏線回収やどんでん返しが設計された通りの順番で飛んでくる感覚を、そのまま体験することを優先しましょう。
公開順で見るときに意識したい区切り
とはいえ一気に10本を見るのは大変なので、ソウ1〜3、ソウ4〜6、ソウ ザ・ファイナルとジグソウ:ソウ・レガシー、スパイラルとソウXといった具合に、数本ずつの小さなまとまりを作って視聴するのがおすすめです。ソウの時系列で言えばソウ3とソウ4が山場になるため、この辺りを一つの区切りと意識しつつ、自分のペースで視聴スケジュールを組むと負担が軽くなります。
グロ描写が不安な人向けの公開順アレンジ
グロテスクな描写に不安がある人は、まずソウとソウ2だけを試し、耐えられそうならソウ3以降へ進む段階的な公開順アレンジも有効です。ソウの時系列を完全に追わなくても、原点となる最初の2作を見ておけばシリーズ全体の雰囲気はつかめるので、そのうえで続きに進むかどうかを決めると安心感があります。
公開順をベースにしたこうしたプランなら、作品ごとのテンションの上下やグロ度の差を自分で調整しながら、無理なくシリーズを最後まで追うことができます。まずは自分の体調や気分と相談しつつ、公開順での一周を目指してソウの時系列の入り口を探っていきましょう。
ソウの時系列で並べ替えた鑑賞順と時間軸の整理
公開順で一通りソウシリーズを見終えたあと、「今度は時間軸に沿って並べ替えてみたい」と感じる人も多いはずです。ここではジョン・クレイマーと弟子たちの歩みを中心に、作品を入れ替えながらソウの時系列を追うための具体的な鑑賞順と、その考え方のポイントを紹介します。
作品単位で追うソウの時系列順リスト
細かな回想シーンまで厳密に並べ替えるとキリがないため、ここでは「一本の映画として見たときにどの順番で起きているか」というレベルでソウの時系列を整理します。おおまかな順番を頭に入れておくと、再鑑賞の際にキャラクターの心情や伏線の貼り方がぐっと理解しやすくなるはずです。
- ジグソウ:ソウ・レガシー(過去ゲーム編)
- ソウ(最初のバスルームの事件)
- ソウX(ソウとソウ2の間の報復劇)
- ソウ2(毒ガスハウスの集団ゲーム)
- ソウ3&ソウ4(同時進行する終盤戦)
- ソウ5(ホフマンの正体が深まる章)
- ソウ6(保険会社への試練が中心)
- ソウ ザ・ファイナル 3D(本編の締めくくり)
- スパイラル:ソウ オールリセット(模倣犯の時代)
ジグソウ:ソウ・レガシーの現在パートはソウ ザ・ファイナルより後の出来事と解釈されることが多いものの、鑑賞しやすさを優先してここでは「最初期のゲームを示す作品」として冒頭に置いています。厳密な年表というよりも、ソウの時系列のおおまかな流れを追う道しるべとして活用するイメージで捉えてください。
ソウXをソウとソウ2の間に挟む意味
ソウXをソウとソウ2の間に配置すると、バスルーム事件でジグソウが得た確信が次のゲームへどう反映されたのかが自然に理解できるようになります。ソウの時系列をこの順番で追うと、ジョンが自分の思想をどのように試し、どこで迷い、どの瞬間から弟子たちに役割を委ね始めたのかが、一つの連続したドラマとして見えてくるでしょう。
ソウ3とソウ4の同時進行トリックを活かす
ソウ3とソウ4は、公開順では続編の関係に見えますが、ソウの時系列上ではほぼ同じ時間帯の出来事が別視点で描かれています。時系列順に二本を続けて鑑賞すると、ある作品で聞いた台詞や起きた事件がもう一方の裏側でどのようにつながっていたのかが分かりやすくなり、シリーズの構成力に改めて感心させられるはずです。
こうした時系列順リストをもとに、自分が特に好きだった作品だけを選んでピンポイントに見直すのも有効な楽しみ方です。公開順での驚きを一度体験したあとに、気になる数本をこの順番で再鑑賞するスタイルが、ソウの時系列を負担なく味わううえではバランスの良い方法がおすすめです。
ソウの時系列が複雑になる理由と主要キャラの動き
ソウの時系列を整理しようとすると、同じキャラクターが何度も回想で登場したり、後の作品でまったく別の一面が描かれたりして、頭の中でごちゃごちゃになってしまうことがあります。ここでは物語を複雑にしている要素を、ジグソウ本人と弟子たち、そして警察側という三つの視点に分けて見ていきましょう。
ジグソウの過去と病が少しずつ補強される構造
ジョン・クレイマーはソウの時系列では早い段階で余命宣告を受けていますが、その背景となる事故の経験や医療への失望はジグソウ:ソウ・レガシーやソウXなど後の作品で描き足されます。公開順では断片的だった情報が時系列順に並べ直されることで、冷酷な殺人鬼だと思っていた人物像が、倫理観のねじれた思想家として立体的に見え始めるのがソウシリーズならではの面白さです。
弟子たちの継承と暴走が時間軸をかき乱す
アマンダやホフマンといった弟子たちは、ジグソウの理念を受け継ぎつつも自分なりの解釈を加えることで、脱出不可能な罠や復讐を優先したゲームを仕掛けるようになります。ソウの時系列では、彼らが過去の事件に紛れ込む形で回想に登場するため、「どの罠が誰の設計なのか」「この時点で誰が生きているのか」を意識して見ると、シリーズの構造がぐっと把握しやすくなります。
警察側の捜査ラインを大まかに押さえるコツ
刑事マシューズやストラム、エリクソンたちの捜査パートもソウの時系列を複雑にしている要素の一つです。すべてを一つの長い捜査ドラマとして整理しようとするのではなく、「この刑事はどの作品で登場し、どこで退場したか」という出入りのタイミングだけをざっくり覚えておくと、ゲームパートに集中しつつ全体の流れも見失わずに済みます。
ジグソウ本人、弟子たち、警察という三つの視点を別々に意識しておけば、多少エピソードの順番を忘れてもソウの時系列の大枠は崩れません。細部の矛盾にこだわりすぎず、この三本の流れさえ追えていれば物語を十分楽しめると割り切ることができれば、シリーズの複雑さに圧倒されにくくなるので安心です。
ソウの時系列を楽しむためのおすすめ視聴プラン
ここまでソウの時系列と公開順の両方を確認してくると、「自分はどんな順番で見直すのが合っているのか」が気になってくるのではないでしょうか。最後に、視聴経験や時間の余裕、グロ耐性の違いに合わせて選べるいくつかの視聴プランを整理し、ソウシリーズとの付き合い方を具体的にイメージできるようにしておきます。
初見向けソウの時系列を気にしない公開順プラン
ソウを初めて見る人には、ソウからソウ ザ・ファイナルまでの本編7作を公開順に見たあと、ジグソウ:ソウ・レガシー、スパイラル:ソウ オールリセット、ソウXを同じく公開順で足していくベーシックなプランが最も分かりやすい選択肢です。ソウの時系列よりもまずは世界観やトリックの面白さに慣れることを優先し、10作を一つの長編ドラマとして味わってみてください。
2周目以降のソウの時系列再鑑賞プラン
一度公開順で完走したら、次はジグソウ:ソウ・レガシー(過去ゲーム編)→ソウ→ソウX→ソウ2→ソウ3&ソウ4→ソウ5→ソウ6→ソウ ザ・ファイナル→スパイラルという「ほぼ時系列順」の並びで再鑑賞するのがおすすめです。ソウの時系列を意識して見ると、同じセリフや罠でも受け取るニュアンスが変わり、登場人物の選択に対する印象も大きく変化していくのを実感できるでしょう。
忙しい人向けの厳選ソウ時系列プラン
全10作を一度に追うのは難しい人には、ソウ、ソウ2、ソウ3&ソウ4、ソウ ザ・ファイナル、ソウXという5ポイントだけを押さえる厳選プランもあります。ソウの時系列の中で特に重要な転機となるエピソードに絞ることで、短い時間でもシリーズの骨格とジグソウの思想の変遷をしっかりたどることができます。
そこからさらに余裕が生まれたときに、ジグソウ:ソウ・レガシーやスパイラルを追加して輪郭を補強していけば、自分だけのベストな鑑賞ルートが自然と形になっていきます。ここまで紹介したプランを参考に、無理のないペースと順番でソウの時系列を少しずつ自分の中に刻み込んでいくつもりで楽しんでみましょう。
ソウの時系列と見る順番のまとめ
ソウの時系列は、ジグソウ:ソウ・レガシーの過去パートから始まり、ソウ、ソウX、ソウ2、ソウ3&ソウ4、ソウ5、ソウ6、ソウ ザ・ファイナル、スパイラルへと連なる複雑な構造を持ちながらも、「ジグソウの誕生と死」「弟子たちによる継承」「模倣犯の時代」という三つの流れに整理できます。まずは公開順で一周し、その後に時系列順プランへ挑戦する二段構えの見方を採用すれば、どんでん返しの驚きと物語の理解の両方を高いレベルで味わえるはずです。
また時間が限られている人やグロ描写が心配な人は、重要な節目となる数作だけを拾う厳選プランから始めるだけでも、ソウの時系列の輪郭とシリーズのテーマを十分に楽しめます。自分にとって無理のない見る順番を選びながら、ソウシリーズが問いかける「生きることの重さ」を時間軸のつながりとともに味わい、自分なりの解釈を育てていきましょう。

